研究室情報

添加式口錆除去剤

最近開発販売している「ケイポール#315」の情報をお知らせしたいと思います。

最近一升瓶の流通が良くないのか、とくに瓶口の錆が問題になり、よく質問を受けます。

    従来は洗瓶機に入る前に、口錆を洗浄機か、人の手で前処理を行って来ました。 弊社においても口錆洗浄剤「ケイポール カッパーブライト」などを生産販売しておりますが、洗瓶機内にて、洗浄中に同時に除去出来ないか、「方法を考えて」とのお客様からの要望で、色々試みました。現在の製品では対応し難いので、洗剤とは別に添加する方法で液体品の「ケイポール#315」を開発致しました。

    「ケイポール#315」

    「ケイポール#315」は、弱アルカリ性・液体・無気泡・アミノポリカルボン酸型の有機キレート剤を主成分とする特殊浸透型キレート剤です。
    その特徴は、天然・合成繊維の精錬、各種工場内での洗浄、アルカリ処理等の工程での障害となる金属 イオンと配位結合を行い、種々の金属イオン障害を防止します。 封鎖・除去出来る金属は、Ca・Mg・Fe・Cu・Mn・Zn・Ni・Pb・Coイオン等と数多くあり、水溶液で強力に結合し 、特に封鎖し難いと言われる鉄分を、高濃度・高アルカリの中にあっても優れた封鎖効果を発揮します。 これはアルカリ性液中において鉄分は水酸基の配位が強く、水への溶解性も悪く、高濃度のアルカリ性液中においても同じです。

    本剤は無機系や分散剤を主剤とするキレート剤とは異なり、高濃度のアルカリ性液中でもキレート力が強く働き、付着錆・処理排水の鉄分を可溶化して封鎖を行います。 鉄分に対する封鎖力が特に優れています。本剤はカルシウム、マグネシウムのキレート力も優れており、洗瓶機内部に付着するスケールも可溶化・付着防止にも効果を発揮します。

    本剤は噴射式洗浄機と浸漬型洗浄機どちらでも使用出来ます。弊社の洗浄試験(実機で本洗い)性能の確認を致しました。
    使用量としては、0.3%~0.5%であります。

    お問い合わせについては「ケイポール#315」と言って頂ければ判ります。

ケイポール洗剤の新情報

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