界面(表面)とは、2つの性質の異なる物質の境界面のことです。
2つの混じり合わない物質の間には、必ず界面が存在します。
例えば、洗濯中の洗濯機の中を考えると、水と空気の界面、水と汚れの界面、水と衣類の界面、汚れと衣類の界面、洗濯槽と水の界面、 のように、たくさんの界面が存在しています。
界面活性剤とは、このような界面に働いて、界面の性質を変える物質のことを言います。
水と油は、混じり合わないものの代表のように言われています。 混じり合わない水と油の間には界面が存在していますが、界面活性剤は、この界面に働いて界面の性質を変え、水と油を混じり合わせることができるのです。
界面活性剤の分子は特徴的な形をしています。1つの分子の中に、水になじみやすい部分(親水基)と水になじみにくい部分(疎水基)があり、一般的にはマッチ棒の形の模型で示されます。
合成界面活性剤、イオン系界面活性剤と非イオン系界面活性剤に大別できます。
イオン系界面活性剤には3種類、陰イオン系界面活性剤・陽イオン系界面活性剤・両性イオン系界面活性剤です。
まず陰イオン系界面活性剤には 石けん系・鉱物系・脂肪酸系に分かれます。
石鹸系には、脂肪酸ナトリウム
脂肪酸カリウム
鉱物系にはアルキルベンゼン系・アルコール系・オレフィン系・リン酸系があり
アルキルベンゼン系 分枝型(ハード型):ブランチッド・アルキル・ベンゼン・スルフォン酸ナトリウム
直鎖型(ソフト型):リニア・アルキル・ベンゼン・スルフォン酸ナトリウム
アルコール系 アルキル・硫酸エステル・ナトリウム,アルキル・スルフォン酸ナトリウム,=アルカン・スルフォン酸ナトリウム,
アルキル・エーテル・硫酸エステル・ナトリウム,=ボリオキシエチレン・アルキル・エーテル・硫酸エステル・ナトリウム,
オレフィン系 アルファオレフィン・スルフォン酸ナトリウム,
リン酸系 モノアルキル・リン酸エステルナトリウム,ボリオキシエチレン・アルキル・エーテル・リン酸エステル・ナトリウム
脂肪酸系は アルコール系・アミド系があります。
アルコール系 高級脂肪酸エステル・スルフォン酸ナトリウム,=アルファスルホ・脂肪酸エステル・ナトリウム,高級脂肪酸エステルの硫酸エステル・ナトリウム,
アミド系 高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル・ナトリウム,高級脂肪酸アミドのスルフォン酸ナトリウム,
陽イオン系界面活性剤には
塩化アルキル・メチルアンモニウム,=塩化セチル・メチルアンモニウム,=塩化ステアリル・メチルアンモニウム,
塩化アルキル・トリメチルアンモニウム,=塩化セチル・トリメチルアンモニウム,=塩化ステアリル・トリメチルアンモニウム,
塩化ジアルキル・ジメチルアンモニウム,=塩化ジステアリル・ジメチルアンモニウム,
塩化アルキル・ジメチル・ベンジルアンモニウム,=アルキル・ジメチル・ベンジルアンモニウム・クロライド,=塩化ステアリル・ジメチル・ベンジルアンモニウム,
塩化アルキル・ピリジニウム,
両性イオン系界面活性剤には
カルボン酸塩系、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系があります。
カルボン酸塩系、 アミノ酸型
アルキル・アミノ・カルボン酸塩,ベタイン型 カルボキシ・ベタイン,
硫酸エステル塩系、 アルキル・ベタイン,
スルホン酸塩系、 スルホ・ベタイン,
リン酸エステル系 フォスフォ・ベタイン,
非イオン系界面活性剤には脂肪酸系,鉱油系,含窒素系があります。又含窒素系はアミド系とアミン系分別できます。
脂肪酸系,蔗糖脂肪酸エステル=シュガーエステル,ポリオキシエチレン・脂肪酸エステル,・ポリオキシエチレン・ラノリン・脂肪酸エステル,・ポリオキシエチレン・ソルビタン・脂肪酸エステル,・
ポリオキシエチレン・グリコール・モノ脂肪酸エステル,
砿油系,ポリオキシエチレン・アルキル・フェノール・エーテル,ポリオキシエチレン・アルキル・エーテル,
含窒素系にはアミド系とアミン系で
アミド系,脂肪酸アルカノールアミド,脂肪酸モノエタノールアミド,
脂肪酸ジェタノールアミド,脂肪酸トリエタノールアミド,ポリオキシエチレン・脂肪酸アミド,
イソプロパノール・アミド,
アミン系 アルキルアミン・オキシド,ポリオキシエチレン・アミン,
となります、如何ですか?解かります私は解かりません、「落ちるものは落ちる」の精神です。
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