あたまの休息所

    第二十四話  2002.10.1
   

秋だ!早いですね一年。歳を取ったからか、誰でも感じる事か、日本酒を飲むきっかけの多い季節。結婚式・月見・紅葉・運動会等有るある一杯ある!

文学的に一発!コスモスが揺れ、青空に小石をまいたようなイワシ雲が広がって、秋も本番です。寒い冬が訪れる前に、山の木々や街路樹がつかの間華やぐ紅葉の季節が始まりました。変わりやすい秋の空ですが、晴れた日を選んで、紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。

これからの季節は朝晩の冷え込みが強くなり、日中との気温差が大きく、お出かけは脱ぎ着の楽な上着を1枚ご用意下さい

   

 

気温と服装の関係

日平均 気温 〜6度 7〜11度 12〜15度 16〜20度 21〜25度 26度〜 服装 コート セーター 重ね着 長袖 半袖 *気温は日平均気温です。又、気象条件や標高により温度は大きく変わります。

◇体感温度  風速が1メートル/秒増すごとに、身体が感じる寒さは1度下がります。又、空気が乾燥していると皮膚からの蒸発が盛んになり、皮膚の表面の熱を奪い寒く感じるようになります。

◇山の天気  鮮やかな彩りの紅葉が楽しめる山は、天気が変わりやすいのが特徴。天気の急変に備えて装備は慎重に。又、気温も高さを増すに従って低くなり、一般に標高が100メートル高くなると気温は0.6度下がります。  標高1,000メートルの山頂の気温は、麓と比べると6度低い計算になります。現地での情報を十分に収集し、安全で余裕を持った予定を組むようにしましょう。

◇ワンポイントアドバイス  秋から冬にかけては、太平洋側を中心に空気が乾いてきます。夏の強い紫外線で痛んだお肌に新たな大敵です。水分が奪われて、お肌の老化が一気に進むことがありますので、おでかけ前と後のお手入れを忘れないようにしましょう。 態となってしまいます。もちろんこれは、アトピーを持っていない人にも言えることです。

紅葉はどうやってできるのか。

 気温が下がると木々は冬支度を始めます。 木々の葉と枝の間にある組織(離層)が寒さとともに変化するため、やがて葉は枯れて落葉しますが、 落葉する前に木々は紅葉します。 この組織が変化するときに、紅葉の中でも特に鮮やかな赤を作り出すのです。

◇葉が赤くなるメカニズム
赤い色は初めから葉の中にあるわけではありません。 もともとは、葉緑体で作られる糖やでんぷんです。 寒くなると、葉と枝の間の組織が変化して糖などが幹へ流れなくなり、葉にたまります。 この糖を原料にして、アントシアンという赤い色素ができるのです。

◇葉が黄色くなるメカニズム
 一方黄色は、赤と違って初めから葉の中に隠れています。 葉緑体にはクロロフィルという緑色とカロチノイドという黄色が含まれています。  春から夏は葉緑体が活発に活動するため、クロロフィルの緑が葉の色になっています。

秋になりクロロフィルが作られなくなるとともに、緑色は消えていきます。 その結果、葉がアントシアンの赤やカロチノイドの黄色に染まっていくのです。 なにげなく見ている紅葉ですが、赤も黄色もそれぞれのメカニズムがあったんですね。

 

紅葉狩りには晴れた日

紅葉そのものにも天気が深く関係しています。

◇昼、よく晴れること
 日が照って太陽光線をたっぷり浴びることがポイントです。葉緑体の働きで、糖やでんぷんが活発に作られ、効率よくアントシアンができます。

◇夜、よく冷え込むこと
 夜、気温が下がって葉の活動が弱まることがもうひとつのポイントです。葉の活動が弱まると、糖などを使うことなく、蓄積が進みます。また、寒さでクロロフィルの分解が促され、赤や黄色を引き立てます。
 そのため、曇りの日が多かったり、日陰の場所だったり、 また大型台風が襲来して葉を痛めたりすると色のさえない紅葉になってしまいます。 反対に、移動性の高気圧に覆われて秋晴れが多くなると、美しい紅葉が期待できるのです。
 明け方の気温が8度前後より低くなると葉が色づく合図です。 一般に紅葉前線は北から南へ、山から里へ下りてきます。 周期的にやってくる寒波とともに階段を下りるようにして日本列島を南下する紅葉前線。 深まる秋を探して、ぜひ気になる紅葉スポットをチェックしてみて下さい。

 

近年、地球の温暖化が問題となっていますが、 紅葉だけではなく、最近は桜の開花時期が早まったり、猛暑の夏が多くなっています。 植物は地球規模の変化を敏感に感じているのですね。

   
   

以上新たな事柄につづく

   

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