あたまの休息所

第十四話  2001.4.10

皆様!、21世紀になり如何でですか?

桜も満開となり、つつじ・さつき・菖蒲等五月、梅雨の花々が次々と咲いて行く季節!。同じに木々も新緑を増してくるでしょう。

生き活きとした素晴らしい季節ですが、つらい日々の方も多いようで。原因は花粉!

21世紀、世の中不景気でいじめられ、自然界からもいじめられる、おおごとです。

で、ご存知の様に今回はアレルギーてすよね、今回は良くも悪くも知っているアレルギーについてです。


 アレルギー"とは、ある特定の物質に対して敏感に反応する事をいい、このとき原因となる異物を"アレルゲン"(抗原)と読びます。

花粉症の場合のアレルゲンとは各種の花粉に含まれるさまざまな物質です。

「第一段階」 アレルゲンとなる花粉に何年も接触していると、ある特定の人(主に遺伝的にアレルギーの素質を持った人(注1))では、アレルゲン(花粉)に反応して体内に"抗体"という特殊な蛋白質が作られます。抗体とアレルゲンは鍵と鍵穴の関係に似ており、決まったもの同志が結合します。(抗原抗体反応)

(注1)花粉症は必ずしもアレルギー体質の人だけがかかるわけではなく、普通の人でも、毎年花粉にさらされていると次第に過敏になって、花粉症を起こすようになるという報告もあります。

「第2段階」 この結合は、マスト細胞と呼ばれている細胞の表面で起こり、これが引き金となって、マスト細胞から炎症を引き起こす物質(ヒスタミンなど)を放出させます。

「第3段階」 そして、これら炎症を引き起こすヒスタミンなどが、目や鼻の粘膜などに作用して花粉症の症状があらわれます。 スギ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉です。

花粉症の原因となる植物は様々ですが、その代表的なものはスギです。スギ花粉症は日本独特のもので、近年とみに増えています。スギ以外の原因となる花粉には、カモガヤなどのイネ科の雑草、ブタクサ、ヨモギといったキク科の雑草などがあり、いまでは40種類に近い植物による花粉症が知られています。

症状は? 主に目と鼻に。毎年、決まった季節にあらわれます。 目の症状(アレルギー性結膜炎の症状) もっとも多く見られる症状は目のかゆみ。この他にも充血、涙が出る、目やにがでる、目がゴロゴロするといった症状があらわれます。 鼻の症状(アレルギー性鼻炎の症状) くしゃみ、鼻水、鼻づまりが花粉症による鼻の3大症状です。そして、これらは目の症状と同時に起こるケースが少なくありません。 花粉症は昔からあった病気ではありません。 1964年に日光市で初めて発病が報告されましたが、当初は極少数だったそうです。 しかし、年々花粉症にかかる人の数が増え、今では天気予報で毎日の「花粉情報」が流れるほどになってきています。

では、他の国々でも同じように花粉症に悩まされる人が増えているのでしょうか? 驚いた事に、アフリカ等の発展途上国ではほとんど花粉症は見られません。 これはいったい、どういうことなんでしょうか。 恵まれすぎた食生活 ある花粉症の商社マンが、仕事でアフリカに赴任した際に現地の低カロリー食を食べていたところ、花粉症が治ったという話があります。彼は帰国後2ヶ月もしないうちに再発しましたが、低カロリーの食事に戻したら花粉症が治まったそうです。 汚れた空気 花粉症は排気ガスが多く、窒素化合物で汚染されている地域に多く見られるという報告があります。

以上の点から 花粉症は日本人の豊かな食生活と大気汚染が大きな原因と考えられます。食生活の面では、特に砂糖類と肉類の過剰摂取は花粉症には良くないようです。

花粉症はアレルギーの一種です。 一般的にアレルギーに良くないとされている食品は 糖分、肉類の過剰摂取、エビ、カニ、イカ、タコ、貝類、魚卵(いくら、タラコ)、コーヒー、香辛料、もち米、その他、牛乳、鶏卵、そばなど。個人差のあるものもありますが、中でももち米は「おせんべい」などで口にする機会が多いのではないでしょうか。 なぜもち米がいけないのか 昔から、化膿性疾患、皮膚疾患、外傷のあるときはもち米を食べると悪化するといわれてきました。一方、年中行事や冠婚葬祭におもちをついたり赤飯を炊いたりする風習は健康に良いから続けられて来たものとも言えます。

中国の文献によると・・・ 糯米(もちごめ):甘温、脾肺の虚寒を補う。 大便を固くし、小便を縮め、自汗を収め、痘瘡を発す。 痰熱瘋病及び脾病で消化吸収の劣った者がこれを食べると 病を発して積となる。 とあり、もち米は温性で胃腸を暖める効果がある為、下痢をして止まらない場合にはもち米粥を常食にすると治るといわれています。

こういう効果のあるものは補剤といわれています。 大抵の化膿や炎症は邪実証といわれ、この場合に補剤を使用すると邪を内に留めやすくなってしまいます。 つまり、もち米は炎症を治りにくくする作用があるという事なのです。 花粉症もアレルギー反応による炎症ですので、おやつのチョコレート(糖類)やおせんべい(もち米)の食べ過ぎは控えたほうが良いでしょう。

現在、花粉症治療として行われている「減感作療法」。これはスギ花粉の抽出物を少しずつ増やしながら注射し体をならしていくという、日本でも三十年以上の歴史がある免疫療法です。効果も期待できるのですが、週1〜2回、(3ヶ月目以降は月に1〜2回)最低三年間は注射を続けなければならないので、途中で止めてしまう患者さんが多いようです。

まだまだマウスでの実験段階ですが、経口による投薬の可能性もあるようです。 人間に使えるようになるまでには、あと4〜5年はかかる、との事でしたが、これが実現すればきっと、多くの方が花粉症の苦しみから解放されますね。

 

(参考文献 情報工場より)

 


以上新たな事柄につづく 株式


ケイポール製品の詳細に付いては「ケイポール商品」で御覧ください。


このコーナーのご意見・評論はrun@k-pole.co.jp までヨロシク!