あたまの休息所

第十一話  200010.1

暑くて暑くて異常な暑さの夏がやっと10月の声を聞いたら終わる様で。

青かった田んぼが、金黄色に染まり、蛙の代わりに虫が大演奏会をしている。

2000年のシドニーオリンピックが終わりプロ野球の日本シリーズが話題に戻るころです。

暑くてイライラ・不景気でイライラ・プロ野球でイライラと色々ありますが、もしかしたらカルシュウム不足?

そこで今回の話はカルシュウム!


「キレる」・「イライラする」その原因はカルシュウム不足?。

カルシュウムを効率よく摂取するには?


カルシュウムと言うと、すぐに「骨」が思い浮かびます。確かに体内のカルシュウムの99%は骨にあります。残りの1%は細胞の内外や血液など体液の中にあります。この体液中のカルシュウムは神経興奮の抑制に関与しており、イライラに関係があります。体液中のカルシュウムの一部は、腎臓で濾過されて体外に排出されます。カルシュウムを摂らないと体液中のカルシュウムが不足しますので、骨からカルシュウムが供給ちれる事になります。このことは骨がカルシュウムを失い弱くもろくなる訳です。イライラはカルシュウム不足を知らせる体内からの信号かも?

  ところで一日のカルシュウムの所要は、600mg。コマーシャルなどでよくご存知だと思いますが、むこの数値は年齢30歳以上の人を対象としたものです。9〜29歳まではもっともカルシュウムが必要で、700〜900mg。また妊娠されている人はさらに300mg、授乳期の女性は500mg余分に摂らなければなりません。

さて、体内のカルシュウムは30歳以降少しずつ減少していきます。特に女性の場合閉経後大幅に減少します。そのため65歳以上の女性はほぼ半数が「骨祖賞しょう症」であると言われています。

 牛乳には1kcal当たり1.7mgのカルシュウムが含まれていますので、一番太る事なくカルシュウムか摂取できます。また、カルシュウムといえば牛乳に次いで魚。海の魚、例えば鯵は100g当たり65mg、川魚の代表鮎は270mg。魚を食べるのであれば、川魚と言う事になります。野菜ではパセリが100g当たり190mg、小松菜が290mg含まれています。以外と知られていないのが、ココア。ココアには100g当たり140mgもふくまれています。ココアはイライラを予防し「癒しの飲み物」といえるかも。

 ところで皆さんは牛乳と野菜が相性がいいと言う事を知っていますか。カルシウムの吸収には、カルシュウム2に対して燐1の割合が良いと言われています。牛乳のカルシュウムと燐の比率は、1対1、小松菜やパセリなどの葉菜類では約4対1です。牛乳と葉菜類をいっしょに摂る事はカルシュウムの吸収と言う点で大変理にかなっています。

又、野菜にとっても牛乳といっしょに摂る事により食べやすくなり、かつ野菜中の栄養成分、例えば生活習慣病の予防に効果があるカロチノイドの吸収性が向上します。牛乳とトマトジュースではカロチノイドが2倍、キャロットジュースでは3倍も吸収性が向上する事がわかってきました。これは、トマトやキャロットに含まれているカロチノイドが牛乳の脂肪分により吸収性が良くなるためです。

  牛乳と野菜はお互いの価値を高め、非常に相性がいい。意外ですよね。牛乳と言えば何かと世間を騒がせたメーカーもありますが、間違いを犯すのは人であって牛乳が悪いわけではなく、むしろ人の役に立つ素晴らしい食品です。牛乳と野菜上手に食生活に生かしていきたいものです。

蛇足、人も同じ世の中に有る物全て使い方次第と言う事ですか。

 


以上又次回に

参考・引用=週刊ダイヤモンドより


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